ぜん息統計にはさまざまな種類があります。
調査ごとにぜん息の判定方法、データの抽出方法が違うので、
違う調査同士の数値で単純に比較することはできません。
厚生労働省
数種の統計がある 各種統計調査のデータベース
疾患ごとの死亡率や入院者数、外来者数などを比率で表現するときは
10万人あたりの患者数で、有症率という。
患者調査のグラフ (独立行政法人環境再生保全機構)
環境省
環境保健サーベイランス調査
過去公害認定地域であった場所で、3歳と6歳児でのみのアンケート調査をし、
大気汚染との相関を調べたもの。毎年大気汚染とぜん息の相関はなしと出る。
議会等でぜん息が問題になると、たいていはこの調査結果が紹介される。
文部科学省
学校保健統計調査 は 国の指定統計(国の政策決定に関係する重要な統計)
ぜん息は被患率で表現する 。
17年度までは全国平均の数値でしか集計していなかったが、
18年度からは都道府県別の数値を公表する。毎年速報は12月、報告書は翌3月に出る。
各自治体の教育委員会
地方自治体独自の調査があり、自治体ごとに実施要綱、調査方法が違う。
各自治体で公表する数値は、自治体独自の調査なのか、文科省の調査なのか、
意識して見る必要がある。
神奈川県 学校保健(児童生徒疾病等傾向)実態調査
各自治体の医療費申請者数
ぜん息に医療費補助をしている自治体では、申請者数を知ることができる。
世界レベルでの統一調査
AIRE (Asthma Insight & Reality in Europe) ヨーロッパのぜん息調査
ISAAC Video Questionnaire(英語サイト、ビデオを使った調査)
ATS-OLD 質問紙法
PR
トラックバック
トラックバックURL: